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サイコー君のくま父さん

くま父さんがアニメ化されるまでアピールするぞ! オリジナル漫画・ラノベ作品を大量に公開中!

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『売るが屋』 その8

  2 くま父さんの謝罪

 この日、千佳ちゃんと由美子ちゃんが売るが屋の手伝いを放棄。そのため人手が足りなくなり、ぼくたちは夜十一時になってもまだ店内で作業を続けていた。
「水科、手伝ってくれるんは嬉しいけど、もう帰り。家の人心配するやろ。天音も帰りや。明日、学校あるやん」
「でもくま父さん一頭だったらなかなか終わらないでしょ? もうちょっとだけ手伝うよ」
「でも家の人が……」
「大丈夫だって。友達の家に泊まるって言っておいたから」
「え、それって?」
「ぼくね、くま父さんたちに早く仲良くなってもらいたいんだよ。だからこうしてがんばっていたら、あの二人も許してくれるのかなぁって。それに働かないと百万円は稼げないから。お客さんだって発送や査定は遅いより早いほうがいいと思うし」
 日向は「お父さん、わたしは十二時まで手伝うから」と。
「お前ら……ありがとうな。ワシも十二時になったら寝るから。十二時解散にしよ。へへ」
 くま父さんの笑顔。くま父さんはやっぱりこうでなくっちゃ。
 ――十二時になると、日向が店を出ようとする。
「お父さん、じゃあわたし帰るね。一緒に帰ろ」
「あ……うん。帰ろ、か」
「わたしと一緒だったらそんなに気まずくないでしょ? 由美子ももう落ち着いてるわ。お父さんは来なかったけど、夕食のときは普通にしてたわよ」
「うん……でも、もうちょっと。もうちょっと仕事してから帰るわ。……ごめん、水科。天音を家まで送ってってくれへんか?」
 くま父さん、家に帰りたくないのかな。日向がこう言ってるんだ。一緒に帰ったらいいのに。
「ふぁ……」
 日向のあくび。眠たそうだな。
「わかった、くま父さん。じゃあぼくも帰るから。仕事が一区切りついたら家に戻るんだよ」
「うん、ありがとう」
 ぼくは日向を家まで送り、ぼくも自分の家へ戻った。
 でも、なかなか眠れそうにない。くま父さんのことが気がかりだった。
 くま父さんがあんなに打たれ弱いとは思わなかった。たぶんFXは本当に娘たちのことを思ってやったんだろう。お金があればもっとクマのスタッフを増やして休日、家族で旅行することだってできる。今の狭い店から大きな店に移したら作業もはかどる。
 ちょっとした緩みだったんだ。もう少し裕福な生活を求めて宝くじを買ったようなもの。どこの家庭でもあること。ただ、それが宝くじではなくFXだった。
「本当にちょっとしたズレが、こんなことになっちまうんだよな……」
 眠れないまま時計を確認したら二時半になっていた。
 ぼくは着替えて、外に出る。このままじゃ眠れそうにない。まさかとは思うけど、まだ仕事を続けているんじゃないだろうな、くま父さん。
 そうでないことを願ってぼくは自転車を走らせる。ぼくの家からだと二十分と少し。頼むから店にいないでいてくれよ。
 商店街に入ると、まるでひと気がなかった。街灯が通りを照らす。
 夜の商店街は不気味な感じだった。外は真っ暗なのに、ここだけ少し明るい。それが八百メートルも続くんだ。
 そしてコンビニの光が見え始める。それ以外はどの店もシャッターを閉めていた。こんな時間だもん。当たり前だ。
 コンビニの数軒先に売るが屋がある。まさかいないだろう。そう思ったが、売るが屋の店は半分シャッターが閉まった状態で光が外へと漏れていた。
 くま父さん……? まさか、まだいるの?
 ぼくは身を屈めて店の中に入る。そしたらくま父さんがまだ買取の査定をしていた。
「くま……父さん?」
「――ん? あっ、ありゃりゃ? 水科、おまっ、なんで?」
「なんでって……それはこっちのセリフだよ。なにしてるんだよ。ずっと仕事してたの?」
「まあ、な。家に戻ろう思ってもな、どんな顔して戻っていいんかわからへん。千佳や由美子はもうワシのことをお父さんと思ってくれへんねんや。ただのクマやったら家には戻られへんやろ」
「本心じゃあ、そう思ってないって。寝なかったらくま父さん、体を壊しちゃうよ」
「ええねん。黙々と作業してるほうが今は気が楽や。でも、人に心配されるっても悪くないな。なんかこんなワシにも少しでも価値があるんやって……ふぁ。思えるやろ?」
 すごく眠そうにしている。家に帰れないんだったら、せめて店の中ででも寝たほうがいい。えーと……。
「ん? 水科、なにやってんねんや? お前はもう仕事すんなや。何時や、今……三時やんけ。はよ、帰り。こんな時間、外うろついとったら警察に補導されんで。警察に捕まるんはワシだけで十分やっちゅうのに」
「あった……これだ。これを探していたんだ」
 ぼくは店にあったマフラーとタオルケットをくま父さんにかけてやった。どれもお客さんが買取に出してくれたものだ。
「あ……暖かい」
「これだと風邪も引かないんじゃないかな。ちょっと待ってて。もう少し探してくるから」
「いや、でもこれ売り物やん。雑貨の福袋に入れよう思ってたやつやろ。ワシが使ったら
クマの体臭ついて、売り物にならんくなる」
「そんなこと気にしないで。この福袋はぼくが買った。……なんて、中身を自分で選んだらちょっとずるいかな?」
 ぼくにできることはこれぐらいだ。あとはこれだな。
「水科? 今度はなにしてるん?」
「発送用のダンボールを使って簡単なベッドをね。新聞紙も意外と暖かいみたいだよ」
「なんや、ワシの寝床作ってくれてんのか……なんでそこまでワシに親切にしてくれんねん?」
「くま父さんたちのことが好きだからさ。今夜はここで寝たらいい。でも、明日からはちゃんと家に帰るんだよ」
「え、でも……」
「ちょっとでもぼくに友情を感じているんだったら……ぼくのためにも、明日は戻ってあげて」
「わかっ……た」
 くま父さんはぼくの作った簡易ベッドにもそもそと移動した。横になるとすぐに寝息を立てる。
 ホントは眠たくて仕方がなかったのだろう。かわいい寝顔だ。やっぱり店に来てよかったな。くま父さんには支えてあげる人間が必要だったんだ。
「お休み、くま父さん。また明日来るからね」
 ぼくは店のシャッターを九割ほど閉めた。完全に閉めたら真っ暗になるから。ぼくもこれでようやく眠りにつけそうだ。

 翌日。
 この日のスタッフはくま父さんとヨシオ、サトシ。それにぼくと日向だ。
 くま父さんはぼくたちが学校に行っている間に、ヨシオとサトシにFXの件を伝えたようだ。
「なにやってんの~」とか「バカじゃね?」なんて言われたらしい。
 千佳ちゃんたちがお仕事を手伝ってくれない日々が続くのなら、クマたちのシフトを多めに入れる必要があった。そのため、くま父さんは時給を五十円アップ。まあ、元々少なすぎたからね。これでもまだ少ないぐらいだと思うけど。
「よっしゃあ~ッ!」「やりィ~! 儲けっ!」
 ……なんて、クマたちは元気だ。これはこれでよかったな。
「お父さん、今夜は帰ってくるんでしょ? 夕飯、なにが食べたい?」
 そう言ったのは日向だ。
 くま父さんは昨日、家で食事をすることもなく、泊まることもしなかった。今日こそは戻ってきてほしい。くま父さんが日向に愛されているんだってことがわかる。千佳ちゃんたちだって本当は……。
「あー……今日か。今日もワシ、向かいのコンビニで済ますことにするわ。おでん一品七十円セールしてるし」
「おでんがいいの? だったら家でおでんしてあげるから。皆で楽しんで食べるほうがおいしいでしょ? 経済的にだっていいんだから」
「でもなぁ、あいつらきっとワシがおったら嫌がるやろ。それが辛いんや」
「――くま父さんが食べないんだったら、俺がごちそうになろうかな?」
「俺も!」とヨシオとサトシ。こんな大きいクマ、何合の米を食べるんだろう。あっという間に食料がなくなるぞ。
「だったら水科君にも来てもらったら? ほら、水科君、最近ウチでご飯食べてないしさ」
 確かにここ最近食べてないなぁ。たぶん気まずいと思うけど、これもくま父さんを助けるためだ。
「じゃあ今夜、ごちそうになろうかな」
 二頭のクマも「「俺も俺も」」と続いたが普通に断られた。二頭を食事に誘うにはテーブルが小さすぎる。
「迷惑かけるなぁ、水科……」
「なに。ごちそうになるのはぼくのほうだろ。誘ってくれてありがとう、だ」
 緊張していたくま父さんの口元が緩む。そうだよ、今日から仲直りするんだ。ぼくがその架け橋となるよ。
「じゃあそうと決まればさっそく食事の用意をするわね。皆で鍋なんかつついたらどうかしら?」
「賛成。それ、最高じゃん!」
 食事してるときって美味しくて幸せを感じるからな。話も弾むだろう。
「がんばろう、くま父さん」
 ぼくは腕をくま父さんの肩に回した。
「うん……」
 七時になってぼくとくま父さんは家に戻ろうとした。そして、またくま父さんに緊張した表情が戻る。
「くま父さん、そろそろ行くよ。……ねぇ、その顔、もう少しどうにかならない? 自分の家なんだよ」
「そ、そやかてな……」
「いい? 家に入ったらまずは二人に謝る。あとは普通にしてればいいんだよ」
「そんなもんかなぁ」
「そうだって。いつまでも女々しくしてたら、向こうだって思い出すじゃない。損した百万円は返すって言ってるんだから堂々としときなよ。得意でしょ、堂々とするの」
「うん、そやな。ワシ堂々としてるの得意やで」
 ――ガチャッ。
「こんばんは。お邪魔します」
「おっ、お邪魔、します……」
「くま父さんはそんなこと言わなくていいんだってば」
「お、おう。そやったな。そやったそやった……」
 くま父さんは優しすぎるからなぁ。彼はぼくより前に進もうとはしなかった。どっちが家の主かこれじゃあわかんないよ。
「はーい!」
 返ってくる声は日向ただ一人。やっぱり千佳ちゃんと由美子ちゃんは無視か……。
 たった数メートルの距離がこんなに遠く感じるなんて。すぐ左に位置する引き戸を、ぼくはゆっくりと引いた。二人の少女はそこでおとなしく座っている。
「こんばんは。二人とも」
 居間にはまずぼくが先に入った。……なに、この殺気に近いオーラのようなものは。すげぇ重圧感。これ、くま父さん一頭だったら、さすがにキツイだろうな。
 二人の視線はぼくに、そしてあとから部屋に入ったくま父さんに向けられた。くま父さんはぼくの横にべったりついている。怯えているんだ、かわいそうに。
「なんで、お兄ちゃんも夕食に来るわけ? ついでにそのクマも」と千佳ちゃん。どうやらぼくたちが来たことをいいふうには思っていないようだ。
「前もこうやってたまに食事に来てたじゃないか。お姉ちゃんの料理、ぼく好きだし。それよりなに? 今、くま父さんのことクマって呼んだでしょ? ……クマはいけないなぁ。君たちのお父さんじゃないか」
「クマが? わたしたちのお父さん? ……本気でそう思ってるの? 頭、おかしいんじゃない?」
「いやいや、実のお父さんって意味じゃなくて義理のね。誰よりも君たちのことを思っているんだよ。だからお父さんって呼んであげなよ」
「――FX中毒者」
 突き刺さるような言葉を浴びせたのは由美子ちゃんだ。そう言われるとキツイ。
「あ、あのね……それはだね」
「ジャンキーよ。クマでジャンキー。そんなの父だなんて、言えると思う?」
「か、かわいいからいいじゃん。くま父さん。ね……」
 なんて返したらいいのかわからなかったから、我ながら意味不明な言葉でごまかした。とりあえず座ろう。
 くま父さんはいつものところへ。ぼくは千佳ちゃんの隣に座った。
 彼女はなにも言わない。ぼくはそれほど嫌われてないみたいだ。
「――は~い、お待たせ。今日は鍋だからね~」
 天音が小皿と箸を皆に配る。調味料なんかも。……ぼくも手伝うか。
「お鍋持っていくの手伝うよ。重たいでしょ?」
「そう? 助かるわ。熱いから気をつけてね」
「ワ、ワシも手伝う~」
 家事のお手伝いをしていいお父さんアピールか。ナイスだぞ、くま父さん!
 くま父さんがご飯を運ぶ。日向は冷たい麦茶を用意してくれた。そしてテーブルにすべてが揃った。
「じゃあ食べましょうか」
「「いただきます!」」
 ふふ、こんなにおいしそうな鍋なんだもん。それに家族一緒だ。くま父さん、幸せそうな顔をしてるよ。
 食事の前に千佳ちゃんがこんなことを言った。
「お椀の中に長くて茶色の毛が入ってる。これ、クマのやつでしょ?」
 くま父さんは申し訳なさそうな顔をして、自分のご飯を千佳ちゃんに差し出した。
「ごめんな、千佳……ワシ、もう中年やから。だから抜け毛とかも多いねん」
「汚い。一緒に鍋つつきたくない」
 くま父さんはしょげる。鍋を前にしてあんなに楽しそうにしていたのに、もう箸をテーブルに置いてしまった。
「そうやな……ワシ、皆が食べ終わってから食べることにする」
 そんなこと言わないでくれよ、くま父さん。ちょっとした彼女の嫌がらせじゃないか。そんなことで負けないでくれ。
「じゃあ、今日はぼくがよそってあげるから……今日だけだからね! 明日からは皆、仲良く食べるんだよ?」
 二人の姉妹に言ったが、そっぽを向いてまるで無視だ。こいつら……。
 ぼくはくま父さんの器にいろいろとよそった。くま父さんの好きな豚肉に、鱈など。白菜と豆腐もいいよね。お汁もたっぷりよそってあげる。
「はい、くま父さん。たくさん食べてよ」
「ありがと。サンキューな」
 再びくま父さんに笑顔が戻る。でも……、
「おいしっ! うまっ! やっぱ家で食べるんが一番やで。熱々や。たまらんっ! ――がっ!!」
 突然、くま父さんは叫んだ。……なにがあったんだ?
「くま父さん? 大丈夫?」
「なにか入っていたの?」
 ぼくと日向がくま父さんを心配する。
「か……辛い。なんや、これ。このご飯、なんやぁ……?」
 クスクスと笑い声が漏れる。それは千佳ちゃんと由美子ちゃんからだ。
「なにをしたんだよ、お前ら……」
「別に。人間とクマとじゃあ、味覚が違うんじゃないの。クスクス」と千佳ちゃん。その顔はまさに小悪魔だった。
「塩……ご飯の中に塩、いっぱい、入ってたぁ」
 なんてことするんだ。ご飯に塩なんて入れて。見た目で気づくはずがないじゃないか。
「ごほっ、ごほっ……苦しぃ。気持ち悪い……」
「しっかり、くま父さん。ほら、麦茶飲んで」
 ぼくはくま父さんに麦茶を渡す。
「ありがとっ……んぐんぐ……ぶはぁっ!!」
 盛大に麦茶を吐き出すくま父さん。またなにか入ってあったのか?
「コショウ……今度はコショウ入ってたぁ」
 いつの間に入れられたんだ? 日向がこんなことするなんて考えられない。だとするとやっぱりあの二人。
「おい、いい加減にしなよ。そんなせこいイジメばっかりして。なにが楽しいんだよ?」
 少しキツイ口調で言ってやった。そうでもしないとどこまで図に乗るかわからない。
「……あー、ええんや。水科、そういう言い方はやめたってくれ」
「くま父さん?」
「元はと言えばごほっ、ごほっ! ……むせる。ワシが悪いんやから。こんなイジメ、なんぼでも耐えてやるさかい。塩たっぷりのご飯、コショウの入った麦茶……全部飲んだろやないかい」
 くま父さんはご飯を自分のところに寄せる。……無茶だ。そんな意地を通してなにになる?
「やめろよ、くま父さん。そんなの、誰も望んでないって!」
「これは罰なんやぁっ! 邪魔せんとってくれ! ……行くで。食べるで……うっ」
 もう見ていられない。くま父さんの顔色がみるみるうちに悪くなっていく。すぐに吐き出せよぉ!
「ん……んっ!」
 ご飯を口の中にかきこむくま父さん。顔をしかめたまま、コショウ入りの麦茶に……。
「それはダメだぁっ!」
 さすがに千佳ちゃんと由美子ちゃんも止めようとした。だが……、
「んんんんんんんんんっっ!!!!」
 くま父さんは……飲み、きった。全部飲んだんだ。どれぐらいコショウが入っていたのかはわからない。でも、あんな飲み物でもなんでもないものを……飲んだ。
「見たか! くま父さんは体を張って自分の悔いを改めようとしたんだ。君らにこんなことができるか? なにか間違いを犯したとき、君らはくま父さんのようにできるのか?」
「「うっ……う」」
 答えられるわけない。こんなこと、くま父さんにしかできない。……くま父さん? くま父さん?
「あっ……あ……あぅ」
 くま父さんは倒れて、泡を吹き出した。……まずい。白目を剥いている。手や足、そして体全身が痙攣を始める。
「あうぅ……ううっ」
「救急車っ、救急車だ!」
 くま父さんは救急車で病院まで運ばれた。どうしてこうなったかをぼくが医者の先生に説明すると、「なんとまあ無茶なことをしたもんだ。で、なんだこのクマは? なんでクマが人間社会に紛れ込んでいるんだ?」と言った。
 そこ? 基本的なことすぎて逆に答えにくい。「彼、がんばって人間語を覚えたんです。FXもします」と言ったら、「はぁ? FXをやるクマなんて聞いたことがない。このクマを学会に報告していいかね?」って。
 いいわけないじゃないか。くま父さんは誰にも縛られず、自由に生きていくんだ。とんでもない話だ。
 くま父さんは運ばれた病院先で、ちゃっかり入院した。「健康保険証は?」と聞かれたが、そんなの持っているはずない。
 くま父さんは「あるよ……偽造やけど」って。偽造って言っちゃったよ。だからダメだって、そういうのは。
 偽造もなにもクマなんだから、そんなの使えないと思うけど。そしたら、「動物保護団体が入院代カンパしてくれる。もしくはクマ愛好会から還付金出るから」と、ウソくさい言葉を並べてなんとかごまかした。
 すごいよ、そのたくましさ。よくべらべらとそんなウソ設定が出てくるもんだ。しかも堂々としてるから一見ウソだってわかりにくいし。
 こんな感じでFXで損したこともごまかしたらよかったのに。……いや、それはくま父さんの性格が許さないか。
 本当に愛する人間に対してはウソがつけないんだろう。つくづく、くま父さんって純粋なんだと思う。なんて、ちょっと買いかぶりすぎかな?