サイコー君のくま父さん

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『玉碁高校 アイラブ・シンブン』(小説)

『玉碁高校 アイラブ・シンブン』 その10

6 椎名さんと不思議なデート「――ん?」 「あら?」 今日は日曜日。俺はこの周辺で一番大きい靴屋に行った帰りだった。バス停に私服姿の椎名さんがいた。偶然だな、もしかして椎名さんも靴を買いに来たのか? 「こんなとこで会うとはね。なにしてたの?」 「…

『玉碁高校 アイラブ・シンブン』 その9

5 犬の救出大作戦 ――この日の夜のこと。 プルルルル、プルルルル……。 電話か。誰からだろう。ケータイを手に取るとディスプレイには見慣れない名前が表示される。……伊波奈津美。その名を見てすぐに顔が浮かばない。五秒ほど着信音が鳴り続け、ようやくその…

『玉碁高校 アイラブ・シンブン』 その8

4 勝つアイディアとは 部数を伸ばすためにはなにをすればいいのか。俺の考えつくことなどたかが知れている。唯一の武器は新聞に対して素人だってことだ。元から新聞に携わっていた人間と違い、垢抜けしていない。考えろ、読者目線で……。 とはいってもほとん…

『玉碁高校 アイラブ・シンブン』 その7

3 東条文香の策略 翌日、昼休みになって昼食を終える春香と廊下でばったり出会い、二人で部室まで一緒に行くことになった。 「そういや初めてかもな。二人で部室に行くの」 「だよねー。どっちも食事が終わったらまっすぐ部室までダッシュだもん」 「でも今…

『玉碁高校 アイラブ・シンブン』 その6

2 ゴールデンウィーク この調子で俺たち新聞拡張部は、それぞれ割り振られた仕事を着々とこなした。 四月が終わりそうになると、俺は三時間ほど回れば安定して一件の契約をとってこられるようになった。自分でも大した進歩だと思う。春香の場合は初めからも…

『玉碁高校 アイラブ・シンブン』 その5

第二章 二大勢力 1 報道部の東条文香 この日は珍しく昼食を早食いせずに済んだ。今日は弁当ではなく、食堂で食事することになっている。春香の退院を祝うということで、ささやかながら小さな食事会を開くことになった。と言っても校内の食堂で新聞拡張部の…

『玉碁高校 アイラブ・シンブン』 その4

4 退院した美少女 この日の夜、俺がまた部屋でくつろいでいるときに電話が鳴った。……昨日とほとんど同じ時刻だ。部長からっぽい気がする。 ケータイを確認すると、昨日登録したばかりの部長の名前が表示されていた。 「やっぱり……」 今日は特にどやされるこ…

『玉碁高校 アイラブ・シンブン』 その3

3 部活動 放課後、ついそのまま家に帰ろうとしたが部活を思い出し、四階へと上がった。 「俺が部活なんてらしくねぇな。こんちはー」 ガラッ。 「って、あれ?」 部室にはチビ――ナッツしかいなかった。 「おう、ナッツ。お前一人か?」 「うん、そうだけど…

『玉碁高校 アイラブ・シンブン』 その2

2 新聞拡張部 ここは新聞拡張部の部屋。 中には見覚えのある二人の女の子がいた。一人は中学生みたいな感じのチビた女の子。鼻も口も小さいくせに目だけは大きかった。髪の毛がちょっとクシャクシャしている。 もう一人のほうは丸っぽい眼鏡をかけて巨乳な…

『玉碁高校 アイラブ・シンブン』 その1

第一章 嵐のような出会い 1 朝の訪問者 日曜日の朝、俺は玄関のドアを叩く音で目を覚ました。 ガンガンガン、ガンガンガン!! 「笹宮さーん、笹宮さーん!」 時刻はまだ十時。昨日は夜更かししてネットゲームをしていたので、もう少し寝ていたいところだっ…