サイコー君のくま父さん

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『ネクラだとなぜかモテるんです』(小説)

『ネクラだとなぜかモテるんです』 その8(完結)

3 文化祭 文化祭当日、早朝にボクと高倉さんと担任の先生が、旧校舎の前で立っていた。 「この鍵と鎖を切ったらいいんだな?」 先生は大きなはさみを持っている。それは鉄などの金属を切ったりするものに使うやつだ。 たまに生徒が自転車の鍵をなくしたとき…

『ネクラだとなぜかモテるんです』 その7

2 ふっきれた高倉さん ――ボクは今、高倉さんの家の玄関にいる。お見舞いが済んで、ちょうど帰るところだった。 「勇戸君……あの、本当に今日は来てくれてありがとうね」 「高倉さん、明日から学校へは来れるの?」 「うん、大丈夫。お母さんも……わたしのこと…

『ネクラだとなぜかモテるんです』 その6

第三章 普通の人 1 ボクの気持ち 高校に入学して、本当にいろいろあった。 でも、今では空気が抜けた感じだ。あまりに速く、一連の出来事はさっさと過ぎ去った。 ボクは学校に行く。 普通に友達もできた。 高倉さんもあの日以降、特に変わった様子はない。…

『ネクラだとなぜかモテるんです』 その5

3 脱出 ――目を覚ました。 特にこの時間に起きようとか、携帯のタイマーを設定していたわけではない。自然に今、起きたのだ。 真っ先にすることいえば、時刻の確認。 ……六時。 なかなかいい時間だった。 これなら部活をしていない生徒は皆、帰っている。 部…

『ネクラだとなぜかモテるんです』 その4

2 逃亡「待て、待ちやがれ~!」 鬼門が追いかけてくる。 はぁ、はぁ……階段を登るのがキツイ。 どうやらそれは鬼門の方も同じようだ。後ろからあいつの苦しそうな呼吸音が聞こえる。 三階に上がるとすぐ左手の方向に引き戸があった。 そこは教室だ。入るか…

『ネクラだとなぜかモテるんです』 その3

第二章 旧校舎 1 虎松鬼門(とらまつきもん) 旧校舎……それは一体どこにあるのか? ボクは高倉さんのあとをついていった。 廊下で彼女がボクの方を振り向いた。 え、何……? 直感。ボクはすぐに背中を丸めた。ネクラな歩き方。背筋をピンとして歩いていたら…

『ネクラだとなぜかモテるんです』 その2

2 高倉笑美 高倉笑美……そう言えば、確か自己紹介のときにそんな名前の人がいてた気がする。 「はい、これでもうお友達よね? じゃあ、勇戸君の部屋に上がろ。遊ぼー♪」 このハイテンション……無理だ。 ボクの顔の温度が一気に上がった。 熱い……風邪でも引い…

『ネクラだとなぜかモテるんです』 その1

第一章 ネクラ 1 女神が来たんだ ボクの名前は陰見勇戸(かげみゆうと)。高校一年生になって二週間……。 中学生のとき、ボクは引きこもりだった。学校はほとんど行っていない。 でも、高校生になったら変わろう。そう思って勇気を出し、高校に進学すること…