サイコー君のくま父さん

くま父さんがアニメ化されるまでアピールするぞ! オリジナル漫画・ラノベ作品を大量に公開中!

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『くま父さん』(小説)

『くま父さん』 その11(完結)

2 加藤隼人 ――さつきが公園を出て二十分。それまでワシはくま母さんをずっと見張っていた。 「……おもんねー、おもんねーわ」 「あ、はは……残念やったな、くま母さん」 「おう、お前別の本買ってこいや。こんなレベルの低い本読んで乙女の発情期抑えられるわ…

『くま父さん』 その10

第三章 くま母さん 1 五十一度の秘密 ……あかん。 この暑さ、異常や。 「これはもしかするとあれか……くま母さんか?」 温度計をチェック。 ……あ、やっぱりや。 五十一度。つまり……来い(51)ってことやな。 「クーラー当たりに来たぞぉー!」 「なのォー!…

『くま父さん』 その9

4 整骨院に行く ――これは萌え大会から翌日のことや。ワシ、なんか急に痛みを感じてきたで。 「む……腰が痛い」 昨夜、趣味のネット将棋をずっとしてたんが仇になってしまったか。たかが六時間程度で……。 確か長時間同じ体勢でいることは腰に負担をかけるって…

『くま父さん』 その8

3 奇跡の生還? ――ある日のこと。ワシは死んだはず(そう思っていた)の足刈から電話がかかってきた。 ちなみにここはワシの住んでるマンション。 「……くま父さん?」 「ひっ……!!」 ワシはすぐに電話を切ったで。だってもうあいつって、この世におらんと…

『くま父さん』 その7

3 萌え大会 ――それから一週間がたった。 大会当日。場所は三津屋公園で行われる。 数年前、商店街でカラオケ大会に使っていたちょうどいい朝礼台がある。 萌え大会の参加者は一人ずつそこに上がって、各自アピールタイムが設けられている。 アピールタイム…

『くま父さん』 その6

2 トモロー登場 これはある日、ワシのケータイに電話がかかってきたときのことやった。 ま、ケータイはけっこうかかってきよんで。友達多いからな。でもな、ワシ、まさかこんな自慢話されるとは思わんかった。 かかってきた相手はトモロー……ワシより年上の…

『くま父さん』 その5

第二章 足利がやってきた 1 三十歳の元絵かき志望「あー……。今日、だるいわー」 今日はあいつが大阪にやってくる。普段は栃木でしゃぶしゃぶ屋やってんねんやけど、三連休もらったみたいで、ワシの家に遊びに来んねんて。 まったく迷惑な話や。 ワシと足利…

『くま父さん』 その4

4 警察に行って絞られる ――警察署にて。 「ちゃいまんがな! だから誤解やって! 女の子助けただけや!」 なんでワシ、取調室で取り調べ受けてるん? まるで犯罪者みたいやん。こんなに紳士なクマやのに。 「あのなー、屁の臭さは生まれつきや。そんなんで…

『くま父さん』 その3

3 さっちゃん登場「――さ、公園でも行こか」 「なのー」 コンビニから五分ぐらいで三津屋公園に行ける。ホンマはお菓子とかジュースとかコンビニで買っていくつもりやったけど、タイミング逃しちゃった。ま、手ぶらでいいか。 喉渇いたらそのへんの自販機で…

『くま父さん』 その2

2 すけちゃんとデート ――すけちゃんとワシが知り合って、一年がたとうとした。 今日は日曜日。バイトも休みや。 あ、ワシ行ってるところ休みシフト制やねんけど、ワシの場合水曜と日曜が休みやから。 すけちゃんと前から約束していたデートの日や。ま、公園…

『くま父さん』 その1

第一章 くま父さん 1 すけちゃんとの出会い ……約一年前になるかな。 ワシはスーパーでみかんが特売やったから買いに行ってんや。で、先着三百名様やったけど、運良く買うことができた。 夕方に行ったから、ない覚悟はしといてんやけど、まだ二十セットぐら…